AGAに対してのセチリジン

セチリジンは第二世代抗ヒスタミン薬の一つです。日本では商品名ジルテックとして販売されています。 局所セチリジンがAGAに対して有効である可能性を示唆した論文があり情報を共有します。 日本皮膚科学会のガイドラインにも記載さ…

フィナステリド外用の実験論文

フィナステリドの外用は近年注目されてきています。 臨床研究の報告は複数認められ、エビデンスは集まってきていますが動物モデルを使用した実験論文は極めて少ないです。 その中でも論文を発見したので共有します。 この論文は正直エ…

植毛手術前の経口前投薬

植毛手術中は長時間の安静を保つ必要があり、局所麻酔の前後に疼痛を感じることがあります。 また患者さんによっては不安を感じることも少なくありません。 この論文ではα2受容体アゴニストであるクロニジンが患者の鎮痛のサポートに…

AGA薬の比較 メタアナリシス

AGAの薬は複数の選択肢があります。 主に日本で使用されているAGA治療薬はフィナステリド(®︎プロペシア)とデュタステリド(®︎ザガーロ)、ミノキシジルなどがあります。 それぞれの効果を比較したメタアナリシスが発表され…

小児に瘢痕性脱毛に対する治療レポート

熱傷、外傷、手術に伴う瘢痕性脱毛で悩んでる小児の患者さんは決して少なくないです。 形成外科医はその治療にあたり、エキスパンダーや皮弁による治療が多く選択されます。 良い結果をもたらしますが、治療の侵襲が大きく長期間の通院…

植毛手術後のクセ毛

植毛手術後に移植毛がくせ毛になる患者さんは少なくありません。 国際毛髪外科学会の機関紙であるFORUMに組織学的に検討している記事が記載されていましたのでまとめます。 内容は以下です。 方法  3年前に他院で自…

ストレスで禿げる?

昔から円形脱毛症は自己免疫反応であり原因の一つとしてストレスが知られています。 AGA(男性型脱毛症)に関してはストレスの関与は少なく、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響がほとんどであると言われてきました。 最近na…

薄毛の治療薬の未来

薄毛治療の代表としてはフィナステリドやミノキシジルの内服、自毛植毛などの方法があります。 いずれもすごく良い治療法ですが完璧ではありません。また少なからず有害事象が発生することもあります。 薄毛治療で大きな注目を浴びてい…

ミノキシジルについて

ミノキシジルは、1970年代に難治性高血圧の経口薬として最初に導入されました。 日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では推奨されていませんが、海外では男性型脱毛症、女性型脱毛症への有用性についての報告が多く行われ…